Windows8 ライセンス認証の仕組み

Windows8の発売が近づいていますが、今日はWindows8を購入し、
いざ、アップグレードや新規インストールする場合、必ずといって良い程行っている
ライセンス認証の話をしたいと思います。

Windows7等、過去のOSの場合、ライセンス認証は、
インストール完了後に表示される通知を元に、システム画面にある
「Windowsライセンス認証」機能を使って、手動にてライセンス認証を行っていました。

では、Windows8でも同じような手動形式でライセンス認証を行う必要があるのでしょうか?

答えはNOです。

今回のWindows8では、インストール中に入力したProduct Keyを元に、
バックグラウンドでライセンス認証してくれる仕組みが用意されており、
正しいProduct Keyを入力しているのであれば、自動でライセンス認証が
行われるようになっています。
この機能のおかげで、ライセンス認証を手動で行う必要がなくなりました。

そして、このライセンス認証自動化で恩恵を受けたのが、OEM版のWindows8における
ライセンス認証です。

従来のOEM版Windowsの場合、PC製造元であるメーカーが
事前にProduct Keyを入力し、ライセンス認証を行った状態で出荷していたため、
OEM版がインストールされたPCを購入した方は、ライセンス認証が省略されていたかと
思います。

今回のWindows8 OEM版の場合、Product Keyは製造元の方で入力せず、
ライセンス認証も出荷時には行わないことになりました。
参考:http://ggsoku.com/2012/08/windows8-change-activation/

その理由としては、上述の「自動ライセンス認証」の仕組みが用意されたからです。

OEM版のProduct KeyをマイクロソフトからPC製造元のメーカーに対し、
発行してもらい、そのProduct Keyとハードウェアハッシュをマザーボードに差し込むことで
OEM版の自動ライセンス認証を可能にしています。
この仕組みがあれば、海賊版の対策に一役買うというわけです。


また、Windows8 OEM版がインストールされているPCを工場出荷時状態に戻しても
戻す前のWindows8 OEM版で、ライセンス認証が通っていれば、
ライセンス認証情報は残る仕組みになっているため、.
再度ライセンス認証する必要がない点はメリットと言えるでしょう。


しかし、1つだけ気を付けなければならないことがあります。
それは、OEM版のPCが故障して、マザーボードを交換した場合は、
マザーボードに差さっているはずのProduct Keyやハードウェアハッシュがなくなるため、
Windows8 OEM版でのライセンス認証はできなくなる点です。
OEM版を使用し続けたい場合はマザーボードを交換しない方が良いでしょう。

OEM版におけるライセンス認証をどのように保持しているか?の
詳細については、まだ不明ですが、何かわかりましたら、
またこのBlogで好評致します。

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